
カミソリ負けしやすくて、赤いブツブツがなかなか治らないんです……。



それは辛いですね。でも大丈夫!きちんとケアすればブツブツや赤みを軽減できますよ。



そうなんですね!ブツブツを予防する方法も知りたいです。



正しい剃り方を守り、しっかりアフターケアをすることが大切です。
カミソリ負けによる赤いブツブツやヒリヒリとした痛みは、多くの人が経験する肌トラブルです。不適切なシェービングやスキンケア不足が原因となり、悪化すると色素沈着につながることもあります。本記事ではカミソリ負けの主な症状や原因を始め、効果的な治し方や予防法を紹介します。正しいケアを実践して、健康的な肌を目指しましょう!
赤いブツブツ、ヒリヒリ・・・カミソリ負けの主な症


カミソリ負けはシェービングによる肌へのダメージが原因で起こります。症状は人それぞれ異なりますが、代表的なものは次の通りです。
- 赤いブツブツができる
- 肌が赤みを帯びる
- ニキビができる
- ヒリヒリとした痛みを感じる
- かゆみがある
- 出血する
- 色素沈着、黒ずみが起こる
これらの症状のうち1つでも当てはまれば、すでにカミソリ負けをしている可能性があります。次の章ではカミソリ負けの治し方を紹介するので、さっそくケアしていきましょう!
カミソリ負けの赤いブツブツを治す4つの方法


カミソリ負けは間違ったケアをすると悪化することがあるので、正しい対処が大切です。セルフケアからクリニックの受診まで、カミソリ負けの赤いブツブツや赤みを改善する具体的な方法を4つ紹介します。
1. 患部を冷やす
カミソリ負けをした肌は炎症を起こした状態です。肌が熱を持っているときは、濡れタオルや保冷剤を使ったり、冷たいシャワーを当てたりして患部を冷やしましょう。クールダウンすれば炎症が落ち着き、肌の痛み・かゆみも改善に向かいます。
<注意点>
- 患部を冷やす際は刺激を与えないよう優しく行う
- タオルや保冷材は清潔なものを使う
2. しっかり保湿する
炎症を起こした肌は乾燥しやすいので注意が必要です。乾燥が進行すると炎症が悪化する悪循環に陥りやすいので、シェービング後は保湿が欠かせません。患部を冷やした後は赤いブツブツが悪化しないよう、クリームや白色ワセリン、ローションなどでしっかり保湿しましょう。乾燥がひどい場合は重ね塗りが有効です。
3. 市販薬を使う
カミソリ負けによって起こった炎症や傷は、市販薬によって改善する可能性があります。市販薬を購入する際は、作用の欄に「カミソリ負け」と記載のあるものや、抗炎症作用のある成分、抗生物質が含まれたものを選ぶと良いでしょう。どの薬を買えば良いのか迷ったときは、薬剤師や登録販売者に相談すると安心です。
なお、カミソリ負けの度合いがひどい場合は自己流で対処せず、クリニックに相談しましょう。
4. 皮膚科を受診する
カミソリ負けによるかゆみや痛み、化膿などの症状がひどい、または市販薬を2~3日使っても改善しない場合は、そのまま様子を見るのではなく皮膚科を受診しましょう。病院で処方される薬は市販薬には配合できない有効成分が含まれているので、症状の改善が期待できます。
炎症が続いているのにシェービングを続ける、または放置してしまうと症状が悪化するだけではなく、色素沈着につながる恐れがあるので要注意。シェービングをやめるわけにはいかず、カミソリ負けを早く治したい場合も皮膚科で相談するのがおすすめです。
カミソリ負けが起こる原因


カミソリ負けは剃ったことによるダメージだけではなく、使用するカミソリの状態や剃り方によっても引き起こされます。ここでは、カミソリ負けが起こる主な原因を解説します。
切れ味が悪い・不衛生なカミソリを使っている
刃が古くなって切れ味が悪くなると、ヒゲが刃に引っかかりやすくなります。それにより肌が引っ張られたり、うまく剃れずに同じ場所を何度も剃ったりすると肌が傷ついてしまいます。
また刃が錆びていたり、ゴミが付着していたり、不衛生なカミソリを使ってヒゲを剃ったりすると、傷口から雑菌が入り込んでカミソリ負けにつながってしまうことも。カミソリの刃は定期的に交換し、清潔な状態を保つことが大切です。
正しくない剃り方をしている
次のような正しくない剃り方は肌にダメージを与え、カミソリ負けを誘発します。
- ヒゲを剃るときに過度な力を入れている
- 毛の流れに逆らって剃っている
- 何度も同じ個所を剃る
- シェービング剤を使っていない
特に、力を入れすぎると出血や傷につながるので注意しましょう。
シェービング後のスキンケアが不足している
シェービング後の肌は非常にデリケートで、乾燥しやすい状態です。肌は乾燥するとバリア機能が低下し、少しの刺激でも反応してしまいます。カミソリ負けを防ぐにはシェービング後の入念な保湿が欠かせません。
肌が乾燥した状態で剃っている
乾燥した肌は摩擦が起こりやすく、シェービング剤を使わずに剃ると刃と肌で強い摩擦が起こり、ひりついた感じがします。カミソリ負けしないよう、必ずシェービング剤を使って剃りましょう。
カミソリ負けの赤いブツブツを防ぐ4つの方法


カミソリ負けの赤いブツブツを防ぐカギは、正しいシェービング方法と適切なアフターケアにあります。カミソリ負けを防ぐ具体的な方法を4つ紹介します。
1. カミソリは清潔な状態を保つ
カミソリの保管状態が悪く不衛生な状態だと、雑菌やカビが繁殖しやすくなります。そのカミソリを使ってヒゲを剃ると毛穴や傷口から雑菌が入り込み、カミソリ負けや炎症につながってしまいます。雑菌やカビは湿気を好むため、濡れたままのカミソリの放置はNG。使用後はお風呂場ではなく、風通しの良い場所で保管しましょう。
また、刃が錆びたカミソリを使用しないことも大切です。商品によって頻度は異なりますが、2週間に1度を目安に刃を交換すると、清潔かつ切れ味の良さをキープできますよ。
2. 肌に負担をかけない剃り方をする
カミソリ負けは主に肌へのダメージで起こるため、正しい剃り方を実践しましょう。次の3つのポイントを意識して、優しく丁寧に剃っていけばカミソリ負けを防ぎやすくなります。
- 毛の流れに沿って剃る
- 過度な力は入れず優しく剃る
- シェービング剤を使う
3. 電動シェーバーを使う
カミソリ負けを防ぐため、肌へのダメージを最小限に留めたい場合は電動シェーバーの使用がおすすめです。T字カミソリは手軽に使えますが、刃が肌に直接触れるため、どうしてもダメージを受けやすいのが難点です。
その点、電動シェーバーは外刃が肌を守り、ヒゲを刈り取る内刃が直接触れない構造なので、肌へのダメージを抑えられます。T字カミソリと比較すると高価ですが、お風呂場で使えるタイプもあるので、カミソリ負けに悩んでいる人は検討してみてはいかがでしょうか。
4. シェービング後はしっかり保湿する
シェービング後の乾燥を防ぐため、ローションやジェルなどを使って保湿しましょう。乾燥肌の人は高保湿タイプを選ぶのがおすすめです。アルコールが含まれたものは肌に刺激を与えるので、避けた方が無難です。時間に余裕があるときは、シェービング後に冷たいシャワーで肌をクールダウンさせると赤みを抑えられます。
カミソリ負けを根本的に解決したいなら医療脱毛!


シェービング前後のケアを徹底したとしても、カミソリ負けを完全に防ぐことは難しいもの。頻繁にカミソリ負けが起こってしまう人や、肌トラブルのない肌を目指したい人には、ヒゲの脱毛がおすすめです。生えてくるヒゲが減ることでシェービングによる肌ダメージを軽減できるだけではなく、シェービングにかかる時間も短縮できます。
なお、脱毛にはエステやサロンで受けられる「光脱毛」と、クリニックで受けられる「医療脱毛」の2種類があります。両者の違いは主に次の通りです。
光脱毛 | 医療脱毛 | |
エステ・サロン | 施術店舗 | クリニック |
一時的な減毛効果 | 効果 | 半永久的(永久脱毛) |
弱い | レーザーのパワー | 強い |
約12~18回/2~3年は必要 | 脱毛回数と期間の目安 | 約5~8回/1~2年が目安 |
じんわりと温かさを感じる程度 | 痛み | 輪ゴムではじかれるような痛み |
脱毛期間が長い分、トータルコストは高くなりやすい | 費用 | 1回の料金は高くても脱毛期間が短い分、トータルコストは抑えられる |
医療脱毛は医師、または医師の指示を受けた看護師が施術をするので安心感があります。「確実にヒゲをなくしたい」と考える人には医療脱毛がおすすめです。
ただ、カミソリ負けによる傷や炎症がひどい場合は脱毛できないこともあります。気になる人は状況の確認もかねて、一度相談してみてはいかがでしょうか。
カミソリ負けを克服して赤いブツブツを治そう!


カミソリ負けの赤いブツブツやヒリヒリとした痛みは、適切なケアで改善・予防できます。シェービング時の工夫や保湿、清潔なカミソリの使用がポイントです。根本的な解決を目指したい場合は、脱毛という手もあります。カミソリ負けによる赤いブツブツと決別し、トラブルのない肌を目指しましょう!