
毎朝ちゃんと剃ってるのに、青ヒゲが残っちゃって……。なんか清潔感ないって思われそうで嫌なんです。



そのお悩み、よく聞きますよ。ヒゲの濃さや肌質によっては、剃っても青く見えてしまうことがあるんです。



やっぱりそうなんですね…。少しでも目立たなくする方法ってありますか?



もちろん!セルフケアで目立たせない工夫もありますし、根本的に解決したいなら脱毛という選択肢もありますよ。
青ヒゲは、「清潔感がない」「老けて見える」などあまりいいイメージを持たれていません。そのためコンプレックスから、すぐに青ヒゲ対策をしたいと考えている男性もいるでしょう。本記事では、セルフケアで青ヒゲを目立たなくさせる方法に加え、根本的な対策である脱毛についても詳しく解説します。
青ヒゲの原因


青ヒゲは皮膚からヒゲが透けて見える状態のこと。青ヒゲの原因は、ヒゲそのものや皮膚、生活習慣やストレスなどさまざまです。
ヒゲの太さや濃さ
ヒゲが太くて濃い場合は、剃った後の毛の断面が大きいため青ヒゲが目立つことがあります。
太いヒゲが密集して生えていることも青ヒゲの原因です。特にアジア人はヒゲの色素が濃い傾向にあり、処理をしても皮膚を通して毛根の色が透けて見えやすいとされています。
皮膚の薄さや白さ
ヒゲ自体が濃いわけではないのに青ヒゲが目立つ理由は、皮膚にあります。顔の皮膚は、身体の中でも特に薄い部分です。もともと皮膚が薄い体質の人は、ヒゲが肌の下から透けて見えやすくなります。さらに、肌が色白だとヒゲとの色のコントラストが強くなるため、青ヒゲがより目立ちやすくなってしまうのです。
ヒゲの剃り残し
毛は根元が一番太いため、深剃りがうまくいかないと、ヒゲが残って見えたり、伸びているように見えたりして青ヒゲの原因になります。特に毛が太くて濃い体質の人は毛根の面積が広く、少しでも剃り残しがあると青ヒゲが目立ちやすくなるといわれています。
その他、ヒゲの生え方に合わない剃り方をしていなかったり、シェーバーの刃が古かったりするのも剃り残しの原因に。正しい剃り方と定期的な刃の交換が、剃り残しを防ぐコツです。
不規則な生活習慣やストレス
ヒゲや皮膚の特徴以外に、生活習慣やストレスも青ヒゲと深い関係があります。
睡眠不足や偏った食事、飲酒・喫煙、ストレスなどはホルモンバランスを崩してしまいかねません。ホルモンバランスが崩れると、男性ホルモンのテストステロンが増加。それが酵素と反応してヒドロテストステロンになると、濃く太いヒゲになり青ヒゲが目立ってしまうのです。
青ヒゲを目立たなくさせるための対策


青ヒゲを目立たなくさせるには、正しいヒゲの剃り方をする他、隠したりヒゲに直接アプローチしたりする方法があります。対策について詳しく見ていきましょう。
正しく深剃りする
剃り残しを防ごうとしてカミソリを強く当てると、肌に負担がかかりやすくなってしまいます。事前のケアや肌に負担がかからない剃り方を意識することが大切です。
<ヒゲ剃りの手順>
- 洗顔して肌表面の皮脂や汚れを取る.
- 剃る場所に蒸しタオルを当てる
- シェービング剤を塗る
- 切れ味の良い刃を使って剃る
- ぬるま湯で洗顔し、シェービング剤やヒゲを流す
- 洗顔後、保湿して乾燥を防ぐ
剃る前に蒸しタオルを当てるのは、肌を温めて毛穴を開くことによって深剃りしやすくなるためです。また、ヒゲそのものがやわらかくなって剃りやすくなる効果も期待できるでしょう。
剃る前は必ずシェービング剤を塗ってください。ヒゲがやわらかくなるのに加えて摩擦を軽減でき、肌に負担がかかりません。
古い刃は剃り残しの原因になるため、2週間に1回程度の頻度で交換するのが理想です。剃る時は、ヒゲが生えている方向に向かって刃を動かすよう意識してください。
青ヒゲをメイクで隠す
メイクでも青ヒゲをカバーできます。ピンポイントで気になる場所がある場合はコンシーラーを、気になる範囲が広い場合はファンデーションを使うのがおすすめです。
美容成分が配合されたBBクリームを使うのも良いでしょう。最近では男性用の化粧品が多く販売されているので、自分に合うものを選んでみてください。
抑毛クリームを使う
抑毛クリームを使って、毛の成長スピードを遅らせる方法もあります。即効性は期待できませんが、長期間使用することによって、毛を細くしたり生えてくるスピードを遅くしたりできます。
ただし太くて濃いヒゲの場合は、効果を実感しにくいことも。いずれにしても、「抑毛クリームだけではヒゲが完全になくならない」ことを理解しておきましょう。
食事を工夫して男性ホルモンを抑制する
男性ホルモンの分泌が多くなるとヒゲが濃くなるため、男性ホルモンを抑えるのも効果的な青ヒゲ対策です。豆乳・納豆・豆腐などの大豆製品に含まれる「イソフラボン」は、男性ホルモンを抑制する効果が期待できるので、摂取してみると良いでしょう。
加えて、男性ホルモンの促進につながるような肉類・魚介類・卵黄は、食べるのをなるべく避けるのも手です。
青ヒゲ対策でやってはいけないこと


青ヒゲ対策を考える時、絶対にやってはいけないことも理解しておきましょう。肌トラブルにつながり、肌をきれいに見せるどころか、逆効果になる場合もあります。
毛抜きやワックス剤でヒゲを抜く
毛抜きやワックス剤を使ってヒゲを抜こうとすると、肌に大きな負担をかけてしまいます。毛穴が広がり、そこから雑菌が入って詰まってしまうと黒ずんで見た目が悪くなるだけではなく、炎症や赤みを引き起こしかねません。
除毛クリームを使う
除毛クリームは毛をやわらかくして除去するアイテムで、基本的には腕や足に使います。強いアルカリ性のため、皮膚が敏感な顔に塗ると肌トラブルにつながりかねません。また、目や口に入って重大な事故につながることも考えられるので、顔への使用は避けてください。
根本的な青ヒゲ対策なら「脱毛」がおすすめ


セルフケアで青ヒゲを目立たなくさせるのには限界があります。根本解決したいのであれば、脱毛がおすすめです。脱毛であれば、自己処理による肌トラブルを防げる他、手間を省ける、効果的に目立たなくできるといったメリットがあります。脱毛とひと口にいっても種類はさまざまです。以下では、主な脱毛の種類とその特徴について解説します。
光脱毛│脱毛サロン
光脱毛は脱毛サロンやエステで主に行われている施術です。脱毛効果のある低出力の光を毛根に当て、ダメージを与えます。出力が弱い分肌へのダメージが小さく、痛みも抑えられるでしょう。費用が比較的リーズナブルなのもメリットです。
ただし、光脱毛は医療脱毛と異なり、脱毛効果は限定的です。毛がなくなるのではなく、毛の量を減らしたり生えるスピードを遅らせたりします。光脱毛を受けても再び毛が生えてくるので、その辺りは理解しておきましょう。
ニードル脱毛│クリニック・脱毛サロン
ニードル脱毛とは、毛穴に細い針をさして電気を流し、毛根の細胞にダメージを与えて毛を抜く脱毛方法で、別名「針脱毛」とも呼ばれているものです。脱毛の種類の中でも特に歴史が長い脱毛方法で、細胞に半永久的なダメージを与えられるので、毛が生えてきません。
メラニンの有無に関係なく脱毛でき、ヒゲの一部に白髪が混ざっていても施術できます。毛を1本ずつ処理するため、形を整えやすいのも嬉しいポイントです。
ただし、「何本でいくら」という価格設定なので、広範囲を脱毛しようとすると費用がかかるのが難点。また肌負担が大きく、施術後の肌の赤みや腫れ、ケアをする際の痛みなどがネックになるでしょう。
医療レーザー脱毛│クリニック
医療レーザー脱毛では、クリニックでしか扱えない高出力のレーザーを使います。これにより、短期間で効果を実感できる上に、回数を重ねることで半永久的な脱毛が可能です。
毛には「今生えている毛」の他にも、皮膚の中で休んでいる毛があります。毛が生え変わるサイクルに合わせて脱毛を行うことで、すべての毛にアプローチできるのが特徴です。
レーザーを当てると、輪ゴムで「パチン」と弾かれたような少々強めの痛みを感じます。
自分に合った青ヒゲ対策で清潔さを手に入れよう


男性の顔の印象を左右する青ヒゲ。青ヒゲを解決するためには、何が原因で青ヒゲが目立っているのかを知ることが大切です。剃り方を工夫したりカバーしたりなど、セルフケアでも青ヒゲを目立たせないようにできますが、確実に青ヒゲをなくしたければ、「脱毛」を検討するのがおすすめです。各脱毛の種類のメリット・デメリットを踏まえた上で、自分に合った方法を選択し、清潔感のある肌を手に入れましょう。