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NotebookLMとは?「聞くだけ」で仕事が捗るAI秘書

カチョー

ヒロシ、さっきの300ページもある資料、しっかり読み込んでおいてくれよ。私は諦めた……

ヒロシ

任せてくださいよ、カチョー! 専属 AI秘書 NotebookLMによる『神解説』を聞いたんで、完璧ですよ。 

カチョー

AI秘書!? 私にもNotebookLMの使い方を教えてくれ!

目次

はじめに 「NotebookLMとは」

中小企業の現場では、会議の議事録作成、膨大な資料の整理、顧客向け提案書の準備など、時間のかかる業務が山積みです。ChatGPTやCopilotなど生成AIツールが注目を集める中、Googleが提供する「NotebookLM」は、特定の資料を学習させて”あなた専用のAI秘書“として機能する点で異彩を放っています。

NotebookLMの最大の特徴は、PDFやテキストファイル、Webページなどをアップロードするだけで、その内容を深く理解したAIアシスタントが立ち上がること。さらに「Audio Overview(ポッドキャスト生成)」機能により、忙しいビジネスパーソンでも効率的に情報を吸収できます。

本記事では、NotebookLMを実際の業務でどう活用できるのか、具体例を交えて紹介します。

なぜ今、NotebookLMのようなAI秘書が求められているのか

従来の生成AIツールとの違い

ChatGPTやCopilotなどの汎用AIは、幅広い質問に答えられる一方で、特定の社内資料や専門文書については十分に理解できないことがあります。NotebookLMは、ユーザーが指定した資料だけを参照元として回答するため、社内の機密情報や専門的な内容にも対応でき、回答の信頼性が高まります。会議の議事録作成や、お客様からの問い合わせ内容の分析も得意です。

ポッドキャスト生成という新しい価値

NotebookLMの「Audio Overview」機能では、アップロードした資料をもとに、2人のAIパーソナリティが会話形式で内容を解説するポッドキャストを自動生成します。通勤時間や移動中に「聴く」だけで情報をインプットできるため、時間の有効活用につながります。

NotebookLMの具体的な使用例

事例1:大量の業界レポートをポッドキャストで「聴く」資料整理

シチュエーション

業界動向を把握するため、毎月10本以上のPDFレポートに目を通す必要があるカチョー。読む時間がなく、週末に持ち帰ることも。

NotebookLMの活用法

1.複数の業界レポート(PDF)をまとめてNotebookLMにアップロード
2. 右側、 Studioのエリアにある「Audio Overview」機能でポッドキャストを生成
3. 通勤時間にイヤホンで聴きながら、2人のAIが会話形式で要点を解説してくれる内容をインプット
4.気になった部分は後からテキストで詳しく質問

効果と成果

週末の持ち帰り仕事がゼロに。移動時間を活用して情報収集が完結し、ワークライフバランスも改善しました。ポッドキャスト形式なので、まるでラジオを聴くように楽しく学べる点も好評です。 

仕事柄、中小企業白書など数百ページの資料に目を通すことがあります。このAudio Overview機能のおかげで、お客様事務所への移動時に聞き流しができて重宝しています。

カチョー

ヒロシ! これで移動時間も仕事ができるな

ヒロシ

カチョー、大好きな落語が聞けなくなっちゃいましたね。(笑)

事例2:会議の議事録を音声ファイルから自動作成

シチュエーション

3時間に及ぶ製品開発会議の議事録作成を任されたヒロシ。手作業で要点をまとめると半日以上かかってしまう

NotebookLMの活用法

1.会議の録音ファイル(音声)をNotebookLMにアップロード
2.「この会議の主要な決定事項を箇条書きで教えて」と質問
3.AIが音声を解析し、決定事項、アクションアイテム、担当者などを整理して出力
4.さらに「次回までの宿題をリスト化して」と追加質問することで、フォローアップも簡単に

効果と成果

手作業なら4時間かかる作業が、30分程度で完了。しかもAIが客観的に要点を抽出するため、重要な発言の聞き漏らしも防げます。

事例3:社内マニュアルを質問できるヘルプデスク化

シチュエーション

新入社員が増える時期、業務マニュアルへの質問対応で先輩社員の時間が取られてしまう。

NotebookLMの活用法

1. 各部署の業務マニュアル(PDF、Word)をNotebookLMにアップロード
2. 新入社員が「経費精算の手順を教えて」と音声で質問
3. AIがマニュアルを参照して、該当箇所を分かりやすく回答
4. 「添付ファイルのサイズ上限は?」など、細かい疑問にも即座に対応

効果と成果

先輩社員への質問件数が7割減少。新入社員も気兼ねなく何度でも質問でき、スムーズに業務を習得できるようになりました。

事例4:問い合わせ内容分析による改善

シチュエーション

B2Cで多岐にわたるサービスを提供しているA社では、お客様からの問い合わせ電話が多く、困っている。

NotebookLMの活用法

1. 過去の問い合わせ履歴をcsv形式で用意して、NotebookLMにアップロード
2. 「問い合わせ内容のトップ20を教えて」と依頼する
3. NotebookLMが分析し、よくある質問をリストアップしてくれる
4. よくある質問を自社ホームページ上に掲載、またはチャットbotに反映させる

効果と成果

電話してくる前に、よくある問い合わせをご覧いただけるようになり、お客様からの問い合わせが減りました。お客様もわざわざ電話しなくてよくなったので、ストレスが軽減されました。

実際7,000件ほどの問い合わせをアップロードしてみたところ、自分がやるよりも適切に分類してくれて敗北感を味わいました(苦笑)。

右側にあるStudioエリアの「マインドマップ」を押下すると、ツリー上に問合せが分類されます。視覚的にも分かりやすいです。

さらに、新人さんが電話対応をする際には、フローチャート(Yes/Noで切り分けして、ドリルダウンしていくチャート)を作ることも可能です。

プロンプトは次の通りです。

アップロードされた資料をもとに、電話受付担当者向けの「Yes/No 対応チャート」を作成してください。
以下の形式で、主要な問い合わせパターンごとに整理してください。

出力フォーマット:
[問い合わせカテゴリ名]

Q1. [オペレーターが最初に聞くべき質問]
Yesの場合: [次の質問、または案内する内容]
Noの場合: [次の質問、または案内する内容]
(さらに分岐がある場合はインデントして記述)

【指示】
専門用語は避け、新人オペレーターでもそのまま読み上げられるような言葉遣いにしてください。
最終的に「担当者へ転送」するべき判断基準も明確にしてください。

NotebookLM上ではツリー形式のような図式化はできませんが、Mermaid記法(テキストだけでフローチャートやシーケンス図などの図を作成できる書式)で出力してもらえば、別のサービスを使ってフローチャート画像にも変換できます。

まとめ

NotebookLMは、単なる質問応答ツールではありません。あなたの会社の資料を学習し、音声で対話し、ポッドキャスト形式で情報を整理してくれる”専属AI秘書”です。議事録作成、資料整理、提案書作成、社内マニュアルのヘルプデスク化など、幅広い業務で活躍します。

ChatGPTやCopilotとは異なり、特定の資料に特化した回答ができるため、社内の専門情報や機密性の高い内容にも対応可能。しかも音声対話とポッドキャスト生成機能により、「聴く」だけで情報をインプットできる点が、忙しいビジネスパーソンにとって大きな魅力です。

もし「AI秘書を導入したいが、どこから始めればいいか分からない」「自社に合った生成AIツールの選び方を知りたい」とお考えでしたら、NotebookLMから始めてみるのも良いかもしれません。

サクラ

ヒロシ先輩、NotebookLMすごいです!私、マニュアル読むの苦手だったんですけど、ポッドキャストで聴けるから通勤中に全部覚えちゃいました♪

ヒロシ

だろ?俺も会議の議事録、簡単にできちゃうし、ポイントを押さえているからカチョーにも褒められた。仕事ができる男になったよ

サクラ

でも先輩、さっきAIに『ヒロシ先輩は仕事ができる人?』って聞いたら『わかりません』って言われちゃいましたよ?

玉川 信のアバター 玉川 信 中小企業診断士

株式会社TUK 代表取締役 / 中小企業診断士
DTP印刷会社、物流系システム会社にて一貫して提案型営業のキャリアを積む。 独立後はコインパーキング運営会社の経営と中小企業支援を両立。中小企業支援では特に「難しいことを言わない、お金をかけない」IT導入による業務効率化に取り組んでいる。自身が中小企業を経営している経験から、経営者の立場に寄り添った支援がモットー。

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